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遺産分割調停になると時間は?費用は? 

こんにちは。
税理士の佐々木です。 

相続では遺言書がない場合には、相続人で話合いをして「誰が何を相続するか」を決めていきます。
この話し合いがまとまらず、家庭裁判所に持ち込まれるケースが増加しているというお話を以前のブログで書きました。

さて、この持ち込まれた遺産分割調停の決着までどのくらいの期間、回数、そして費用が必要なのでしょう。
確認していきましょう。 
 
裁判所の統計資料平成30年「遺産分割事件数-終局区分別審理期間及び実施期日回数別-全家庭裁判所」から見て行きましょう。
まずは期間です。

1年以内に70%が終了しています。これは家庭裁判所へ申し立てさせれてからの期間なので、相続開始から申し立てまでの期間を含めると1年を超える期間の話合いが行われると考えてよさそうです。 

次は回数ですが、約6割が5回以下ですが、多いと21回以上になる場合もあるんですね。


それと気になるのは費用の面です。
遺産分割調停の申し立て費用は収入印紙1,200円だけですので、大きな金額ではないですが、他の相続人との交渉に弁護士さんを立てる場合には弁護士費用がかかりますよね。現在、弁護士報酬は自由化させているので、それぞれ弁護士さんがご自分で設定しています。
なのでここでは参考に日弁連の旧報酬規定を確認してみましょう。

例えば、分割交渉の結果3,000万円の財産を相続するなら、3,000万円×10%+18万円=318万円 の程度の費用が目安ということですね。 


遺産分割がまとまらないと、結構な期間とそして審理回数が必要になりますね.費用面でも負担は少なくないと言えます。
そして忘れていけないのは、これはご兄弟やご家族の間でのことだという事です。 
こういうことがあった後、ご家族の関係が修復することは、なかなか難しいかと思います。
残されたご家族が争わなくて済むように、生前にしっかり対策をしていくことが、残す側の責任なのかもしれませんね。